3年先の競合の立ち回りを先読みし、Webマーケティング初期から独自性を確立していく。
2019.05.07 その他
業種 | 仮想通貨取引所 |
近年話題が上がることが多い仮想通貨業界。
市場がゼロから立ち上がるタイミングでご支援の機会をいただき、面白い経験ができました。それは数年後の他社の立ち回りを想定し、自社のポジショニング(広告に載せるメッセージ)を最初から築き上げていく、というものです。
▼状況
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仮想通貨が大いに盛り上がった2017年以前、
将来のメインプレイヤーが出そろってきた -
中でも最有力とされていたのは電通や大手のVCが入っていた取引所
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敵も初期からマーケティングが上手く、順調に伸びていった
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そもそも差別化が難しい業界、どういうポジションを取りに行くのか
▼施策
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競合は広告の大手が入っていることからも将来的にはテレビCM等、
多額の広告費でパワープレイでの勝利を目指してくると想定 -
独自の立ち位置を取って2番手をまずは目指す。技術的な要因が強い業界なので
セキュリティに強いこと、安全性を大切にしているメッセージを出していく -
その後世間を騒がせた流出事件が起きるが、その時期に長らく訴求していた
セキュリティに強い会社というブランディングがTwitterで話題になり躍進する
▼コメント
これは当然ながら当社だけでなくお客様の方針もあってのことですが、初期の意思決定に対して当社から提出した資料が貢献した節はございます。
それは何かといえば、競合がWeb上で何を仕掛けているか、です。どういった広告を出しているのか。メッセージは何か。自社サイト以外に影で運用しているサイトは無いか等。
非常に特殊ですが、そういったWebマーケティングの領域で得られるデータと、資本構成などから大枠をご提案し、それに即した形でリスティングやその他の集客施策を実装いたしました。
今すぐ実績を出す。それは支援会社として大前提になりますが、長期戦に耐え得るものを見据えて作っていけるかどうかも大切なポイントだと思います。